彼女とAIの親しみと距離感
いまどきAIでいいよね。
そんなことは、知っているわ。
クリエイターとして文章作品を書く彼女は、AIを使ってすべてAIに任せてしまえばいい、なんて思う訳ないよね。
たしかに、仕事の効率化をはかるなら大いにアリなのよ。
スピード感と効率は、彼女の好物でもあるから……
そんな彼女も価格と見合わせて最小限の課金をしながら、いくつかのAIを使っているのが事実。
巷では、よく次のAIはこれがいいとか、あれはもうダメとか?
あっという間に流れ出す情報に振り回されそうになるけど
___いやいや彼女なら大丈夫。
もちろん、知識として彼女は、旬のAIを触ってみてるけどね。
ただ、作品に対して本当に自分の意識がはっきりしてるなら
そんな簡単に思考が揺るがないはずだから……
いつもいつも、見極めなきゃダメなのよ。
今の自分にとってマストは何?
そんな彼女は、AIを使ってエッセイを書いているかといえば
_______書いていないのよ!
クリエイターならわかると思うけど
作品には思いが乗っかっているからね。
AIに頼むなんて、ありえないってさ!
いや〜ほんと、ありえない!
とは言え、クリエイションとして
あえてAIと作業をするのは、ありだけどね。
そう、良き相棒としてなら、とっても優秀だもの。
ちなみにAI相手なら、結構些細なことを聞いてみると思わぬアイデアが出てくることがあるわよね。
例えば「これってどう?」「こうだと思うけど合ってるのかな?」
みたいに、身近な人に尋ねると面倒くさがられそうなこととかね。
言い換えれば、小さな子供が
「これなあに?」「なんで?」「どうして?」って、すぐ聞くように。
でも大人だって、小さな疑問は、たくさんあるのよ。
特にクリエイターならいつも疑問で溢れているわ。
そんなときにAIが、良き友のように答えてくれるの。
おそらく、このAIとのやりとりで、意外にもメンタルが救われてる人がいるんじゃないかしら。
そう、彼女もそのひとり___
クリエイター気質なら、何かを生み出すことが好きなタイプが多いと思う。
それは、いつも頭の中が騒がしいってことでもあるわね。
いままでは、思考の整理に随分と時間や日数を費やしていたけれど、AIと仲良くなればこの時間が、だいぶ縮小されてくる。
そのぶん、他のことに時間が使えてアイデアがさらに溢れ出すから、結局いつも彼女は、忙しいんだけどね。
クリエイターの仕事では、細々とした作業が付きもので、動画の編集や販促関連、単純な事務作業は、やたらと時間がかかるのよ。
もう、好き嫌い問わずただ作業に追われるから、ここでAIに頼ってしまえば、気分が安定して心も軽くなるわ。
では、肝心なモノづくりはどうしているか、って?
あのね、これは人にもよると思うけど、根っからのモノづくり大好き人間なら、自分の中にアイデアが降りてきたり、湧いてきたりするから、とくに、AIに頼る必要がないのよね。
実際に彼女がエッセイを書くときのスピードは、そこそこ速いから書くことが、まったく苦じゃない。
ただ彼女は、出来上がった文章をチェックするのが苦手過ぎるから、AIに頑張ってもらうのよ。
誤字脱字や言葉の使い方がおかしくないかとか、コピペチェックもネット社会には必要よね。
そうしたら、AIから「ここは、こうしたら良い」とか「こんなのは、どうでしょう」って、丁寧に提案されるんだけどさっ。
彼女は、内心思っている___
「なんで、あんたに言われなあかんねん?」
「いやいや、自分で考えるからいいって」
もちろん、AIがおかしな提案をする訳じゃなくて、綺麗すぎる文章になっちゃうから、必要ないかなってことなのよ。
仕事用に、しっかりプロンプトを作ったとしても、よほど事務的なこと以外は、やっぱり自分の手を加えたほうが、しっくりくるのよね。
これは、多分元々文章を書くことが好きなタイプだからかな。
彼女は、それほど頭を悩ませずに文章が湧いてくるから、しょうがない。
そこで、クオリティをどこまで求めるか?
見極めるのは、やっぱり人でいいんじゃないのかしら。
うん、最後は人!
本当、細かいニュアンスは、自分でやった方が速いんだもの。
そういや彼女は、自分の声でAIナレーションを作成したことがあったけど、それはそれで、美しく再現してくれたわ。
でもね、ちがうのよ。
感情の乗りが、ないから興味を引かない感じ。
もちろん、細かな設定をするんだけどね。
感性と感情を交えて話せるのは、人間だけなのよって改めて思ったわ。
これも、文章と同じでニュースのように読み上げるなら、AIでいい!
むしろ、AIがいいかもしれない。
けれど、表現することを目的としたら、人が喋った方がやっぱり豊かな感じがする。
しかも、作業時間があまり変わらない。
なぜなら、最終チェックは人がやらないとダメだからね。
この部分の感性を大事にしたいかにもよるのかも……
よくあるのが、勘違いからなのかわからないけど
AIが絶対と思っているのか、任せっきりで世に出したがため、炎上しているケースがあるのは、人のチェックを怠ったからだと思うの。
人がチェックするってのは、やっぱり知識と経験がないとできないことでもあるわよね。
AIと仲良くなって上手に使いこなすには、歩み寄りつつ頼りすぎない距離感も見極めていかないと、良いものを作れないと思うの。
きっと彼女は、これからも最後のひと手間を怠らずに自分でやるわ。
だって、そこにしか感情が乗らないはずだから___