タロットの意味が覚えられない人へ|暗記に挫折した人のための『愚者から世界までを巡る旅〜大アルカナをイメージする物語』

11月3日に、はじめての著書『愚者から世界までを巡る旅〜大アルカナをイメージする物語』を出版しました。

Kindle版とペーパーバック版の両方でお読みいただけます。

タロット本を書こうと思ったきっかけ

私がタロットに出会った頃……
気に入った絵柄のデッキを基本のタロット本を購入。

入門書を開くと1枚のカードに、キーワードと、正位置の意味、逆位置の意味、象徴の説明……

パラパラとページをめくって「これって覚えてもしょうがなくない?」と思いました。
なぜなら、実際の相談内容にキーワードをそのまま当てはめる鑑定に疑問を感じたからです。

そんな中で気づいたのは「意味を覚える」より「情景が浮かぶ」ほうが、ずっとカードと仲良くなれるということでした。

絵を描く人間として、カードの絵柄そのものから物語が立ち上がってくる感覚があり、多くの方にこのことを『日常の情景で捉える方法』として伝えたかったのです。

大アルカナをイメージする物語とはどんな本?

タロットをイメージで捉えるためにまず、大アルカナ22枚をひとつながりの物語にした連作短編小説にしました。

主人公は、手荷物ひとつで気ままに旅をする青年は愚者の「フール君」です。
古民家風の小料理店の店主、図書館の知的なハイプリ姉さん(女教皇)、ザクロ農園のエンプレ婦人(女帝)、建築家の伯父さん……

さまざまな人と出会い、別れ、挑戦と挫折を重ねながら、『愚者』から『世界』へとたどり着きます。

物語のなかには、実際のカードに描かれた絵柄のモチーフをそっと忍ばせました。
カードを引いたとき「あ、これはあの場面だ」と思い出してもらえたら嬉しいです。

各章の最後には「◆〜が伝えるもの」として、カード本来の意味や影の側面、前のカードからの流れを短くまとめています。

なお、この本は正確な解釈を網羅する教科書ではなく「1枚のカードをこんなふうに捉えてみては?」という提案の本です。
あくまでも小説のため、正位置・逆位置、小アルカナ、スプレッドの形式などは扱っておりません。

執筆していて思ったこと

タロットの使い方は、それぞれなので、この本では断定した解釈をせずに、読者がご自身の中で自由にイメージできるよう執筆しました。

私自身、細かいことを抜きにして、1枚のカードから受けるイメージが映像となり物語としてつながった、不思議な体験でもあります。

タロットに詳しい方なら、邪道に感じるかもしれないけれど、こういう見方もあると思っていただければ幸いです。

こんな方に読んでいただけたら

  • これからタロットを始めたい方
  • 暗記中心の学び方に挫折した方
  • 鑑定で、カードの意味をうまく言葉にできない方
  • タロットに詳しくなくても、やさしい成長物語を楽しみたい方

レトロモダンをイメージした表紙のデザイン

はじめての本ということで、個人的に紙の本を出版したいという希望がありました。
Kindleは、電子版とペーパーバックを同時に販売できます。

電子版は、表紙のみでペーパーバックは裏表紙も必要で、さらに原稿も別々に作成。

そんな手間をかけてまでも、表紙のイラストを作成しています。
これはもう、タロット本を書くと決めた段階で表紙のデザインが浮かんできたので、しょうがない……

デザインにあわせて、わかりやすくウェイト版の絵柄を元に愚者を描きました。

そして『レトロモダン』をイメージした、少し昔懐かしいデザインの表紙ができあがったのです。

読者限定特典について

巻末のQRコードから、物語とあわせてご覧いただける限定動画(約30分/スライド形式)をご用意しました。

本を読み終えたあとに見ると、22枚のつながりがよりはっきり見えてくると思います。
物語のイメージを実際の鑑定で活かすヒントも……

何も持たない身軽な旅から始まる、愚者の物語。
ページをめくるたびに、あなたの中にも一枚一枚のカードが情景として積み重なっていきますように。

『愚者から世界までを巡る旅』大アルカナのイメージ物語

 Kindle版・ペーパーバック版