タロットとルノルマンのあいだで

10/13/2025 11/24/2025 Yukino

タロットを読むようになってしばらくして
Yukinoは、ルノルマンカードと出会うのです。

タロットが、心の世界を描くとしたら
ルノルマンは、現実の風景を映し出すカード────

異なる世界観のカードが織りなす
心と現実の間にある「橋」が見えてくるようになりました────

Contents

心のタロットと現実ルノルマン

タロットとルノルマンは、歴史や発祥がまったく異なります。

今となっては、現代人が各々の解釈を用いてリーディングしているので、タロットとルノルマンを合わせて読み解くのは、特別なことではありません。

Yukinoが、ルノルマンを知ったのは、グランタブローというルノルマン特有のスプレッドを用いてリーディングする姿を見たからです。

ルノルマンは、タロットより具体的でイメージしやすいから、ご自分の内面に置き換えて現実化しやすいと感じられます。

ただ、同時に目に見えない世界というか心情を探るのは、タロットの方が向いてそうだなとも思いました。

タロットは、未来を決めるための道具ではなく、心を広げるためのガイドのような存在です。

カードに描かれた象徴は、私たちの内側にある感情や思考を映す鏡となり
それらは運命の指示書ではなく、自分の心の位置を示すコンパスのように働きかけます。

何か迷っているときにカードに浮かぶのは、答えではなくなんらかの気づきのかけらです。
タロットは、心がどんな風景を映しているかを静かに語りかけてきます。

そのことからも、タロットは予言よりも対話する存在。
見えない未来よりも、見落としている「深層心理」を導くためのガイドなのだと思います。

ルノルマンカードは、タロットとは異なる角度から現実を映し出します。
それはまるで、心の外に広がる風景として、現実を描くカードです。

ルノルマンカードの並びは、私たちが実際に歩いている「現実の道筋」を映します。
タロットが心の森を照らす灯なら、ルノルマンは、森の外に広がる空と道を見せてくれる存在。

そうした具体的な動きをルノルマンで読むことができます。
日常の出来事、人間関係、タイミングを心の中だけで終わらない気づきを与えてくれます。

ルノルマン独自の読み方と展開は、リアルで具体性を求めるときに頼りになるカードです。

それでは「Medoraのタロット」で、タロットをベースにルノルマンを追加で読む理由は？

タロットで、主に潜在意識となる心の中をのぞいてみると漠然としたイメージが伝わってきます。

ここで、じゃあどうすればいいか？　次は何をしよう？
というようなときに、ルノルマンに聞いてみるのです。

タロットの結果を軸にルノルマンでさらに具体的な行動を読み解けば、より伝わりやすく理解もしやすくなります。

タロットだけだと、いまいちピンとこないときにルノルマンが目を覚ましてくれる感じですね。

もちろん、時と場合よりタロットだけ、ルノルマンだけでも、良いリーディングができるので、いろいろな状況に合わせて、探求するのもリーダーとしての役目かもしれないのでしょう。

──── Yukino