Grishko グリシコポアント比較|NEO POINTE/STREAM POINTE/3007Pro

こんにちはYukinoです. .. .。.:*☆
新たにグリシコのポワントを入手したので試してみました。
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バレエにおけるポワントの奥深さ・・・
バレエでポワントを履いて踊りはじめるとバレエシューズで踊っていたときには、気がつかなかった身体の使い方や脚の癖に気が付きませんか?
体幹の大切さや足首のコントロールが、より厳密になってきてポワントレッスンをしながら自分の足とポワントシューズの相性にも疑問を持ってしまうのです。
ある程度経験者なら、なおさら踊りの種類とポワントの形や質にも気を配りながら使い分けが必要になってきますよね。
最近では舞台に出なくても、バリエーションクラスがメジャーになっているので通常レッスン以上にポワントの消耗が激しく、買い換えるたびにどのポワントにしようか迷ってしまいます。
足の形や骨の太さ、筋肉の質や体重のかけ方など千差万別なので、誰々が履いている○○○のポワントが良いと一概に言えないものです。まぁ目安程度に試してみる感じにする良いでしょう。
ポワント選びは第一印象と直感も大切
まず、ポワントを選ぶときにメーカーを絞り、実際に試し履きをして履いた瞬間の履き心地を大切にする。
まっさらなポワントは、硬く糊付けされているの足に馴染まないのは当然ですけれど、足に沿うかどうかなんとなくわかるものです。
例えば、私個人の感想では、ブロックのポワントは全く足の形に合わず、箱に足を入れている感じがします。これはある程度履いてみても不思議と変わらず、ずっと箱の中に足がある感じから抜け出すことがないのです。
逆にグリシコのポワントは、履いた瞬間に違和感がなくシューズに足を入れているという感覚があります。まぁ、こんな感じでメーカーを絞っていくのもひとつの方法かもしれません。
もう、よくわからなかったら最後は、見た目で選んでもあながち間違いじゃないのです。
なぜなら、あなたが気に入り、大切に扱えるかどうかの愛情も必要ですからね。
Grishko グリシコの新作を試してみる
ロシア情勢の関係から、グリシコのポワントは完売すると入荷まで随分と待つことになります。
新しいポワントを購入するときは、必ず試し履きをしないと、ネットの情報だけで注文すると失敗しかねませんからね。
ということで、多摩センターにある「abby アビー」というお店に朝から出かけてきました。もちろんオンラインショップもあるので在庫と種類が豊富なことを調べてから出向いています。
目星をつけたグリシコの「ストリームポワント」をメインにいくつか試し履きをして、結局「ストリームポワント」を購入。
帰宅後、ゴムをとリボンをつけて履いてみたところ、ん?
ドゥミで踵が脱げるではないか!!! なんで?
朝一にお店に行ったもんだから、もちろん足が浮腫んでいないこともありピッタリサイズと思って買ったけれど・・・
サヨウナラ〜 君とはもう無理かもね・・・
速攻メルカリへ出品したらすぐ売れました。
トウシューズお試しチケットを利用すれば自宅で試し履きができます
さて、気を取り直して、次のレッスンまでにポワントを入手せねばならぬ。
バレエショップの「abby アビー」では、オンラインショップで「トウシューズ3足お試しチケット」を販売しています。
3足選んで、お試しチケットも同時購入するとお店に行かずとも、自宅で試し履き可能という素晴らしく親切なシステムです。
実店舗で購入した「ストリームポワント」はとても履き心地が良かったので、ワンサイズあげて「ストリームポワント」と踵が少し深めで同型の「スターポワント」もうひとつは最新の「ネオポワント」の3足を試すことにしました。
お試しチケットの仕組みは、3足うち1足でも購入すれば「お試しチケット代+シューズ代」となりますが、購入しない場合は「お試しチケット代+初回送料」となります。
とても良心的なので、活用してみる価値があったわ、ほんとに!!
Grishko STREAM POINTE ストリームポワント
グリシコのポワントは、ベースとなる木型が5種類ありその中で、足にあった木型を選んでさらにシリーズを選ぶという感じです。
もともと2007ベースの3007Proが気に入ってた私ですが、どうしてもポワントの先がワイドになった安定感のあるシューズが欲しくて、まずは、ストリームポアントを選びました。
とても、足に馴染みよく「これだ!」という感覚があったのに、踵が浅く作られているため、ドゥミですぐに脱げる、リボンやゴムの調整でもダメ、サイズを変えてもダメという残念な結果になりました。
ストリームポワントはクラウンが低いので、薄っぺらな甲の低い足にぴったりです。
Grishko STAR POINTE スターポワント
次に、ストリームポアントとほぼ同じで踵を深くして耐久性アップのスターポワントを試しました。
ストリームポアントより少しクラウンに厚みがあるので、個人的にはストリームポワントが好みです。そして肝心な踵の部分は、スターポアントでも脱げるのではないか?
う〜ん?
吐き口がバインディングゴムになっている作りのせいで、このタイプは私には合わないんだなと諦めることにしました・・・残念!
Grishko NEO POINTE ネオポワント
続いて、ストリームポアントと同型な最新作「ネオポワント」を試します。
こちらは、吐き口が引き紐(ゴムタイプ)なので踵が脱げる心配なしです。
しかも、とても軽いし、初めからトウ先と甲裏にパットが入るではないですか。こちらもトウ先がワイドなので安定感があり、今回私が求めていたタイプのポワントになります。
グリシコは、私の場合ほぼトウパットなしで履けるのですが、少し厚みの調整も必要なことから、いつも使っているゲイナーミンデンの薄〜いトウパットを入れて履いています。
ストリームポアントの木型からだと選択肢が限られているので「ネオポアント」を最終的に購入することにしました。
ということで、abbyのトウシューズお試しチケットで残りの2足は汚さないうちに即返品。
Grishko 3007Pro と NEO POINTE の履き比べ
それでは、お気に入りのグリシコ3007Proと新たに入手したネオポワントを履き比べたので違いを解説したいと思います。
とにかくつま先のコントロールがしやすく床を感じやすいのが「3007Pro」です。
もうバレエシューズの延長という感じで履き心地が良いお気に入りのポワントなのですが、私の足首の癖から、小指側に傾きやすく踊によっては、バランスがとりずらいのが難点でした。
そんなことから、トウ先がワイドなシリーズを選んで「ネオポワント」を試したところ、安定感が抜群で怖いものなしって感じです。
思いっきりピケアラベスクで床を踏んでもびくともしないので安心して踊れます。
強いて言えば、細やかな動きやジャンプの助走で床を踏むときはしなやかさに欠けるので、これには「3007Pro」の方が優秀だと思います。
画像で見る3007Pro と NEO POINTEの違い

画像の左が「3007Pro」で右が「 NEO POINTE」です
クラウンの厚みとトウ先の形や大きさが異なるのがよくわかりますね。
私は、どちらもとても履きやすくお気に入りなので、これから踊りや足の状態に合わせて履きこなしていこうと思っています。