進む方向は見えているけれど不安なとき

進む方向が見えてきたとき、人は少しだけ心が軽くなることを感じます。
けれども、不思議なくらい目に見えない不安も同時に大きく顔を出し始めるでしょう。

それは、あなたが真剣に前に進もうとして、大切に未来を考えている証拠なのです。

進む先が見えてもなぜ不安になるの?

人は、未知のものに対してストレスを感じやすいですね。

たとえ、それが望んで選んだ未来であったとしても、ワクワクやドキドキからいつの間にか「本当に大丈夫?」「うまくいくかしら?」と考え始めてしまいます。

この不安は、何か問題があるとか、間違っているわけでなく、新しい環境に向けた準備をしているサインなのです。

何か新しい一歩を踏み出すときは、未知なことがたくさんあるので、うまく把握しきれない部分が、モヤモヤとした不安へと誘ってくるのでしょう。

そんな不安の正体は、未来を見つめたときに生まれる、とても自然な状態だと思って大丈夫ですよ。

不安と共に目指す先へ進むために

こっちだと決めた方向は、きっと本当に進むべき道なはず。
そうは、言っても明るい未来かどうかわからなくなってしまい、迷うこともありますね。

期待と不安に伴う小さなストレスが、不安として現れるなら、それをエネルギーに変えてみましょう。

できることを見つめ直してみる

せっかく、進む方向を見つけたのにのかかわらず、何か足りないことを探し出そうとしていませんか?

今見つけたその道に辿り着くまで、きっと多くの時間と努力を費やしてきたはずです。
不安に苛まれているなんてもったいない、そうここまでの日々を少し思い出してみましょう。

あのとき、あんなに迷ってこっちを選んだのよね!
いろんなことを言われたけど、絶対にこっちだと確信もした!
どう考えても、私にとって進むべき方向は決まっている!

そうでしょう?
少しだけ、内側に意識を向けてみれば、迷いも不安も大したことじゃなくなり始めます。

しばらくすると、またあなたらしく意思を持って、進み出せるのですから。

無理に不安を隠さなくても大丈夫

進む方向が見えているなら、すでに明るい未来とつながっているということです。

しかし、すぐにまた不安が舞い降りてきてしまうこともありますね。
それはそれで、問題ないとして受け止めちゃえばいいんです。

逆に舞い上がりすぎないよう、不安をお守りくらいに思ってしまいましょう。

揺れ動く感情は、お天気みたいなもので、雲が流れ晴れ間が見え、また雲がかかるの繰り返しと同じです。
時間の流れを上手に使うには、そういうこともあるよね、くらいに俯瞰して見られると自然に余裕が出てきます。

自己肯定感を見つめる

ということで、生活の中に自己肯定感を見つめる癖をつけてみましょう。
小さな達成感を味わう習慣が、メンタルを良い状態へ保ち、強い心のベースを作ってくれます。

これは、もう本当に小さなことで大丈夫。
「今日の目覚めが良かった」「電車へ乗るタイミングがバッチリ」「時間どおり仕事が片付いた」そんな感じです。

さらに、揺れやすい精神状態を健やかにするためには、体力も関わってきます。
最低限の当たり前とも言えるのが、質の良い睡眠、バランスの取れた食事、そして軽い運動です。

意外に見落とされがちですけれど、身も心も整えることを忘れずにしましょうね。

最高の未来は行動から始まる

あなたは、未来を真剣に捉えて迷いながら進むことで、不安と共に成長するのです。

もう進むべき方向は、あなたの心に見えていますね。
それは、きっと正しい方向で間違いないでしょう。

途中でつまずいたとしても、それは失敗ではなく、次へ繋がるための経験となって養われます。

思う方向へ挑戦してみてください。
あなたが、動き始めた瞬間から、新しい世界があなたのために導かれるのですから。

勇気と誇りを持って、自分を大切にしていれば、最高の未来が今この瞬間に始まっていきますよ。

──── Yukino